ドラマ「高校教師」(1993年版)について

前回触れた、不朽の名作と名高い「高校教師」(1993年版)ですが……


八束が注目したいのは、行動的でない主人公を突き動かすための伏線の張り方です。

副主人公である女子生徒は、実の父親と性的関係を持っている事実を、主人公である教師に知られてしまいます。(ここは第8話です)
そのことにより、主人公と副主人公の関係がぎくしゃくします。(この辺から、第9話です)
主人公の視線を感じながらも振り向かずに校門に向かうシーンなどで、副主人公が主人公から距離を置こうとしている様子が描かれ、決定打としては、父親に「転校したい」と告げるシーンがあります。
もはや副主人公は、主人公に積極的に迫ることなど、できない状況です。

なので、主人公が副主人公を助けるべく動く必要があるのですが……

何といっても、とにかく動こうとしない主人公です
動かすのは、一筋縄ではいきません。

そこで、必要になるのが伏線です。

このドラマでは、かなり早い段階から、副主人公の親友が、英語教師に憧れている様子と、親友が体育教師を信頼している様子が描かれています。これらの描写は、主人公と副主人公の恋愛と、並行して進んでいきます。

親友の話って、主人公と副主人公の恋愛とは関係ないじゃん!

……と思っていたら、実は、伏線だったんですね!

親友は憧れていた英語教師に傷つけられます。そして、そんな親友を守ろうと、体育教師が暴力行為に及びます。
体育教師の直情的な言動は、個人的には非常に見苦しいと思いますが、悩んでも行動できない主人公とは、対極と言えると思います。
この体育教師の捨て身というか、無茶苦茶な言動が、てこでも動きそうもない主人公を、動かします。

一見、本筋と無関係な、親友と英語教師、親友と体育教師の関係を、丁寧に長々と描く必要があったのは、第9話で主人公を動かすためだと、八束は思っています。

この伏線があったからこそ、主人公は副主人公を守るべく、副主人公を家から連れ出すという無茶なことを、視聴者に違和感を与えずにやってのけます。

積極的に動かない主人公に、思いきった行為をさせるには、これほど丁寧な伏線が必要であると、改めて教わった気分です

機会があれば、もう一度、じっくり見直してみたい名作です。
全編を見直さずに書いてしまったので、誤り等があれば、そっと教えていただけると幸いです。

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